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前立腺肥大症の治療法

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前立腺肥大症の治療法としては、以下の治療法があります。

1.経過観察

2.薬物治療

3.手術療法

このような治療法からどれを選択するか病期の程度で検討します。

前立腺が肥大していても排尿障害等症状が軽度であれば経過観察でも良いでしょう。

排尿障害がひどい場合には薬物治療や手術を選択することになります。

この他にいろいろな民間療法のようなものがありますが、

それらについては別途記載します。

1.経過観察

肥大の傾向が見られるものの排尿障害等日常生活に特段不便がない場合、

無治療で経過観察と言われることがあります。私も当初は経過を見ましょうと

いう程度で特に治療も投薬もありませんでした。

2.薬物治療

排尿障害が顕著になってきたり、夜間頻尿が気になりだすとやはり投薬が必要です。

肥大も進んでくるとやはり夜間頻尿が気になったり、目に見えて排尿が細くなってきます。

チョロチョロと時間もかかり何かしなければと私も考えるようになりました。

通常α-1遮断薬で膀胱頸部や前立腺の平滑筋を弛緩させ、尿道抵抗を低下させ、排尿障害を

改善させます。薬物療法としては、標準的治療です。

一方、抗男性ホルモン剤を利用すると前立腺の肥大を縮小させることが可能です。

しかし、薬を辞めれば再度肥大が増大するのであまりメリットはないでしょう。

私は手術前肥大の大きさが110mlで50ml以上が重症と言われるところ、超重症という

大きさでした。手術実施前の2ヶ月程、この抗男性ホルモン剤を飲みました。

手術直前の肥大の大きさは、98mlまだ縮小していました。担当医は、110mlと大きく

膀胱の中まで肥大が伸びているので多少縮小させたいと言っていました。

薬物療法は、肥大の初期で排尿障害がそれ程気にならない時期の療法でしょう。

排尿障害や夜間頻尿が気になりだしたら、そして肥大も50ml以上になってきたら

やはり最終的に手術を受けることを検討するべきです。

私も手術を躊躇していろいろ他の民間療法等もトライしましたが、

結局時間とお金のムダにしかならなかったと言うのが正直な結論です。

 

3.手術

肥大が進んでいつもチョロチョロで時間がかかる、夜も何度も目が覚めてトイレに行く等々

日常生活でもいろいろ不便や障害が気になって来たら、やはり最終的に手術を決断するべきです。

私は正直手術が怖くて伸ばし伸ばしで来ましたが、実際受けてみるとすべて杞憂でした。

TUEB方式での手術は、痛みがまったくなく、術後も痛い思いはしませんでした。

ただ尿道カテーテルを1週間程入れていたのでそれが不快だったと言うくらいでしたが、

カテーテルで痛みを感じたこともありませんでした。カテーテルを抜く時に膀胱や尿道を

洗浄すると言って何か処置をやっていましたが、その時多少不快な感じがありました。

術後の入院は、わずか3泊でしたが、朝晩点滴をしていて、安静を指示されていたので

あまり動けないのが辛かったと感じました。

結局多少の不快な感触を何度か感じましたが、痛みに苦しむことも皆無で

こんなことならもっと早く済ませておけば良かったと思ったものです。

私がお薦めするのは、やはり自分で体験したTUEB方式です。

肥大が大きなものでもまったく問題ありませんが、私の肥大の大きさからか

手術時間は、手術室に入って点滴、血圧測定準備、腰椎麻酔等の準備を含めて

2時間半程かかりました。時間は、肥大の大きさにもよるようです。

手術中は、ベッドの右手にモニターがあり、肥大の核出作業を担当医の

解説付きで眺めることになります。私は、余り見たくなかったのですが、

モニターが目に入るのでついつい見ていましたが、麻酔で痛みを感じることもなく

何の感触も身体に感じないので特段苦痛でもありませんでした。

 

私が受けた手術は、経尿道的核出術(TUEB)と言うものでしたが、

現在利用できる代表的な手術方式を見てみましょう。

① 経尿道的前立腺切除術(TUR-P)

日本では約30年前から標準的な手術となっているものです。

尿道から内視鏡と手術器具を挿入して前立腺組織を削り取る方式です。

100ml程度の大きさまでなら対応できるようですが、大きい場合、

削り取るのに時間もかかり手術時間が長くなる恐れがあります。

手術時間は大体1時間が目安のようですが、これは灌流液の関係で

長引くと体内のナトリウムが減少して血圧低下や嘔吐などの水中毒を

起こす危険性があるので長くても1時間30分程度以内には終わらせます。

TUEBの場合、灌流液には、普通の生理食塩水を使用するため、水中毒の

ような危険性はまったく心配いりませんし、時間制限もありません。

電気メスで削り取るというのは時間もかかり、出血も心配される術式です。

ネットで体験談が出ているのは、このTUR-Pの術式が多く、痛かったとか

いろいろ苦労話が出て来て、私はそれらを読んでこの術式は避けたいと考えました。

② HOLEP(ホルミウムレーザーによる前立腺核出術)

尿道に内視鏡を挿入しレーザー光線を照射する直射型レーザーファイバーで

前立腺の移行域(内線)と辺縁域(外線)との境目にファイバーで切り込み

みかんの実を丸ごと皮からむくようにくり抜く術式です。

HOLEPでは灌流液に生理食塩水が利用できるのでTUR-Pのような水中毒の心配も

ありません。くり抜くという点では、TUEB方式と似ていますが、TUEBでは、

レーザーではなくバイポーラー電極を利用したアーク放電と言う電気的な力で

くり抜くことになります。TUEB方式を体験した者としては、レーザーよりも

アーク放電によるくり抜き作業がより効率的ではないかと思いました。

 

③ HOLAP(ホルミウムレーザーによる前立腺蒸散術)

HOLEP同様、レーザーを利用する術式です。HOLAPは、くり抜くのではなく、

前立腺組織をレーザーで蒸散させる、前立腺の組織をレーザーで氷が解けるように

蒸散させてしまう術式です。HOLEPやTUEBではくり抜くために前立腺組織の

断片を術後に回収することが出来て、病理検査をすることも可能ですが、

HOLAPでは組織が消えてなくなるので断片の回収ができず病理検査はできません。

私は、TUEBで手術を受けたので組織断片を病理検査に出して異常細胞がないことを

確認することができました。

 

④ PVP

この術式も前立腺組織をKTPレーザーで蒸散させる術式です。

KTPレーザーは赤血球中の酸化ヘモグロビンという物質を選んで熱することで、

組織を蒸発(蒸散)する性質を持っています。日本では2005年から導入された

術式で2011年から保険適用にもなっています。

私は当初この術式での手術を考えてある泌尿器科を受診しましたが、

やはりそこでもPSAが5.3と出て、手術前に生検をして前立腺ガンの有無を

確認しないと手術はできないというのでそれ以降の受診は辞めました。

 

⑤ TUEB(経尿道的前立腺核出術)

最終的に私が選択して手術を行った術式で結果論ですが、大正解だったと思います。

勿論担当医の熟練度にもよることが多いと思いますが、担当医は、TUEBのベテランでした。

生検にもまったく拘泥するところがなく、一番おどろいたのは、腰椎麻酔、手術中、術後と

一切痛みを感じることがなかったことです。手術を前にビクビクしていたのは、まったくの

ムダな心配で杞憂でした。術後の尿道カテーテルや膀胱や尿道の洗浄等、術後の処置で

多少不快な思いをすることがありましたが、苦痛に感じるレベルのものではありませんでした。

一番痛みを感じたのが手術前に右腕に刺した点滴用の注射だったというのが正直なところです。

前立腺肥大の手術を検討されている方には、強くこのTUEB方式を推薦します。

手術、術後3泊の入院で約11万円(3割負担)の自己負担でした。

 

 

 

つづく。。。。。

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