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前立腺肥大症の検査

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前立腺がどうして肥大するのか、はっきりした理由は
まだ分かっていません。 男性誰でも加齢によって
肥大するかと言うとそうでもなく、肥大しない人も
います。その違いは、未だに分かっていないようです。

ただ前立腺の肥大には、男性ホルモンが関係しているようです。
食生活も関係があるようで、戦後、日本人の食生活が急速に
欧米化したことで、前立腺肥大症が増加したのです。

前立腺肥大で泌尿器科を受診するとどのような検査をするでしょうか。
まず、どのような検査を受けるのかを見て行きましょう。

1.I-PSS/QOLスコア

排尿に関する症状を調べるために「国際前立腺症状スコア」で
アンケート方式で質問に答えて点数をつけます。排尿でどの程度
困っているか、その程度を客観的に判定することができます。

2.直腸診

医師が指を肛門から挿入して、直腸の壁越しに前立腺に触り
肥大の程度や硬さ、表面の状態などを調べるものです。
前立腺肥大の場合、前立腺はソフトな感触で、前立腺ガンが
あると硬いシコリを感じると言われています。

直腸診は、泌尿器科医によって行うところと行わないところがあり
医師によっても方針が違うようです。指の感触なので人によっても
感じ方は違うようで前立腺肥大があると事前告知した人間ドックで
直腸診をやられた時には先入観もあったのか、硬いところがあると
言われたこともありました。

3.血液検査

前立腺肥大と言えばPSAの血液検査です。アメリカでは、PSAを
あまり重要視しないようになって来たという噂もありますが、
現状、前立腺肥大と言えばPSAで人間ドックでもオプションとして
この血液検査が追加できるようになっています。

PSAの検査結果で4以下であれば異常なしですが、
4以上10以下であれば、グレーゾーンにあると判断されます。
10以上となると前立腺ガンの可能性が増大することになります。

問題は、PSAの結果がグレーゾーンの範囲内にある場合の判断です。
ほとんどの泌尿器科医、人間ドックでは、PSAの結果がグレーゾーンに
入っていると、当然のように前立腺ガンの可能性があるから
生検をすると言います。グレーゾーンでは、前立腺肥大か
前立腺ガンなのか明確に判断できないから生検を提案するようですが、
前立腺肥大の場合には、無駄な生検を行うことになる訳で
身体への負担、痛み等を勘案すると簡単にやるべき検査ではないと
私は思います。

PSAの結果がグレーゾーンに入っている場合、参考になる方法があります。
PSAの値と超音波検査で計測した前立腺の体積をある公式に挿入して計算すると
前立腺ガンであるかどうかの確率を計算することができます。
この計算式も参考にされると良いでしょう。

(出典)http://www.ne.jp/asahi/prostate/psa/h/probable.html

私がTUEB方式で前立腺肥大の手術を受けましたが、PSAが4.5とか5.9の
グレーゾーンの範囲内でした。その時に初めて知ったのですが、
担当医は、F/T比と言う血液検査を行いました。 8年間で7軒程の
泌尿器科医を受診しましたが、F/T比の血液検査を実施したのは
初めてでした。

F/T比と言う血液検査も前立腺肥大なのか前立腺ガンなのかの判断に
参考になる検査です。100%確実だと言うものでもありませんが。
PSAの中にはタンパク質と結合したPSAと結合していないフリーのPSAが
あるそうです。 F/T比と言うのは、このフリーのPSA値とトータルのPSA値の
割合を計算するものです。F/T比が低い程、前立腺ガンの可能性が高く、
F/T比が高い程、前立腺ガンの可能性が低い、恐らく前立腺肥大であろうと
いう判断ができるようです。

私の手術前検査では、F-PSAが1.89、T-PSAが5.99でした。
従ってF/T比は、1.89÷5.99=0.32となり32%でした。
F/T比では、25%以上あると前立腺ガンの確率が8%程度で
この割合が低い場合、例えば0~10%の場合、前立腺ガンの
確率が56%だと言うことです。私の場合、前立腺ガンの確率は低いと
判断して前立腺肥大の手術実施となりました。

PSAの結果がもしグレーゾーンの範囲になった場合、簡単にすぐ生検を
実施するというのではなく、このF/T比やPSAと体積からガンの確率を計算したり、
いろいろ他の検査も参考にすることをお薦めします。

私の場合、PSA値と超音波検査の前立腺の体積から計算しても
前立腺ガンの確率は低いと出たことから、また生検反対と主張する医師に
出会ったこともあり、生検は行わないという前提で手術を検討しました。

生検を行う、行わないは、勿論それぞれの判断です。泌尿器科医で
生検否定論者は、泌尿器科学会でも異端扱いのようですから、
世間の泌尿器科医では、当然のように生検を提案してきます。
いろいろな意見、考えを検討してご自身で最終判断してください。

4.尿検査

尿中の白血球、赤血球、糖、たんぱく、細菌等を調べます。
専用の試験紙を尿に浸すだけで簡単に調べることができるようです。
顕微鏡で調べる場合もあります。

5.尿流測定

尿の流れ出る勢いの検査です。尿流測定装置というトイレのような
装置に排尿します。排尿量、最大尿流率、平均尿流率、排尿時間等が
自動的に記録紙に記録されます。健康な人だと放物線のグラフになりますが、
前立腺肥大で排尿障害があると底を這うような平たい線にしかなりません。
実際、自分の記録紙を見ると情けない気持ちになり、排尿自体チョロチョロで
時間もかかるので前立腺肥大の症状の現実を実感することになりました。

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